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2008年7月15日 (火)

アユモドキ大量死事件について

 先月の28日から、北海道電力 泊発電所での出張分析のため、北海道の岩内町におります。

 その業務が、20時から8時まで、二交代の夜勤のために忙しく、ブログの更新が滞ってしまいました。どうもすみません。

 この業務は、今月いっぱいまでかかる予定であります。

 そんな中で、こちらに来てから、尻別川に4日ほど釣行することができました。業務が落ち着いてから更新いたしますので、もうしばらくお待ちくださいませ。

 そうして日々忙しく業務をこなして宿に戻り、2、3日おきながらも、メールのチェックをしていると、いつも釣行している岡山市内に在住の日淡魚愛好家から、深刻な内容のメールが届いていました。

 以下に抜粋します。

 はじめまして。

  私は岡山市の高島・賞田地区在住の淡水魚愛好家です。

 よく岡山に釣行に来られているようですので、標記の件を是非知って頂きたいと思いメールさせていただきました。
 
  先月下旬、祇園用水の藻刈りの為に地元の水利権者が樋門を閉じてしまったことが原因で産卵を控えたアユモドキが50匹以上大量死するという誠に痛ましい事件が起こってしまいました。アユモドキ以外にもタナゴ類、ギギ、二ゴイ等が500匹以上死んでしまいました。
 
  土曜日からの藻刈りの為に木曜日から水門を完全に閉鎖したため、水路が干上がって大量の魚たちが酸欠で死亡しました。いつも釣りをされている大樋の下流部分の底が完全に乾いてしまうほどです。
 
  夜中11時過ぎに地元住民からNPO法人岡山淡水魚研究会に「魚が大量に浮いている」との一報がはいり、すぐに駆けつけた同会会員が岡山市の環境課に連絡し、水門を開いてもらうように水利権者に連絡を取るよう要請するとともに、夜を徹して救出活動を行いましたがとき既に遅く上記のような結果となってしまいました。

  さらに腹立たしいのは、市から依頼を受けたにもかかわらず結局水利権者は水門を開くことをしなかったということです。
 
  幼稚園や小学校でもアユモドキに関する授業が行われている当地区にすらいまだに保護意識が欠如した人間がいるということは、同じ地元の人間として怒りを通り越して情けなくなってきます。
 
  江戸時代から続く、現在においては何ら法的な根拠を持たない水利権なる因習をカサにきて水利権者や農業委員達は「アユモドキなんぞいるから百姓がしにくいんじゃ」 などとほざいています。
 
  今回の一件に関しては、地元ではマスコミも比較的大きく取り上げた事もあり、魚類学会等から市長宛に抗議文が出されるなどの動きが出ていますが、市としては「悪気があっての事ではないので」と穏便(うやむや?)に事を治めようとしています。
 
  しかしアユモドキはれっきとした天然記念物です。天然記念物を大量死させておいて 悪気が無かったで済んだのでは何のための保護条例でしょうか?責任の所在を明確にしたがらない役所の体質は今に始まったことではありませんが、このままではいずれまた同じことの繰り返しになってしまいます。
 
  現在地元では保護派と水利権者側とで対立している状況で、とても水利権者側に協力を要請できるような状況ではありません。
 
  淡水魚を愛する一員として、この事件を1人でも多くの方に知っていただき世論を動かさない限り悲劇は繰り返され、いずれアユモドキは絶滅し他の魚たちの生存すら危うくなるのではという危機感を感じています。
 
  小物釣り師さんにもご自身のホームページ等で今回の事件を取り上げていただき、アユモドキたちを救うためにお力添えをお願いできればと思っております。
 
  唐突にメールを差し上げ、勝手なお願いをする失礼は承知しておりますが、淡水魚を愛する者同士として失礼の程、何卒ご容赦ください。

 以上がメールの内容であります。

 私が最近釣行したのは4月末で、それ以降まったく岡山には釣行しておらず、実際に用水路を見ていないため、何とも言えませんが、実に酷く、身勝手な話であります。

 次に岡山に釣行するのは、来月の9、10日あたりを予定していますので、その現状をじっくりと見てみたいと思います。

 この時点ではっきり言えることは、岡山県、岡山市、岡山市教育委員会などの行政機関と、水利権者、地域住民との間の認識違い、コミュニケーション不足などが原因で、このような事件が起こったのではないかと感じます。

 仕事上でも、報・連・相がやかましく言われますが、まさにその欠如が招いたものだと思います。

 ただ、この大樋周辺の用水路の生態系が、著名なレイチェル・カーソン 「沈黙の春」のように、日淡魚が一匹もいなくなってしまうという、悲惨な事態にだけはなってほしくありません。特に大きく変わってしまった、先月に釣行した琵琶湖のような状況は、二度と見たくありません。

 この目で健全な日淡魚の環境を見守っていきたいので、今後も月に一度は岡山に釣行していきます。

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コメント

市は馬鹿すぎる
自分たちも一度魚の身にもなったら
いいのに

投稿: 魚好き | 2009年11月10日 (火) 17時43分

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